ケトジェニックダイエットでなぜ痩せるの?
このブログでは私のケトジェニックダイエットの体験談をそのまま書いているので、詳しいケトジェニックダイエットの仕方は書いていませんが、ケトジェニックダイエットとは何か全く知らない、という方のために、簡単に説明したいと思います。
ケトジェニックダイエットは、もともとスウェーデンのアトキンス博士が考案したアトキンスダイエットと系譜を同じくします。
最近日本では、スーパー糖質制限ダイエットや、糖尿病患者のMEC食も、細部の違いこそあれ、同じ仕組みを使っています。
ケトジェニックダイエットは、タンパク質と脂肪と食物繊維のみを食べて、糖質を一切摂取しないダイエットです。
なので、ご飯は一切食べず、麺類も、イモ類も、フルーツも一切食べてはいけません。
かわりに、脂肪とタンパク質と食物繊維から一日に必要なカロリーを摂取します。
私の場合、基礎代謝が1260キロカロリーですので、このカロリーをタンパク質と脂質から摂ります。
脂質の割合は7割まで増やすことが出来ます。
一体このダイエットは何なのか?脂肪を沢山とっても良いって、太らないの?
太る原因は、脂肪ではなく、糖質にあるのです。
糖質が、脂肪細胞の細胞膜を作るので、余分なカロリーが蓄積され、脂肪に変換されます。
糖質を取らないと、余分な脂肪は体内に溜め込むことが出来ず、尿の中に排出されるため、太らないのです。
ですので、基礎代謝カロリーの摂取はあくまで目安であって、それを脂質でオーバーしても太りません。
さらに、糖質を2週間とらないと、普段糖質をエネルギー源として使っていた体の飢餓状態が最高潮に達し、ケトン体という、別のエネルギー源が作られます。
ケトン体は、脂肪を原料とするため、体に溜め込まれていた脂肪が、どんどんと使われていくのです。
これが、ケトン体ダイエットのメカニズムです。
なので、特に最初の二週間は厳しく糖質制限しないとなりません。体を糖質飢餓の状況に追い込み、ケトン体モードに変換させるのです。
ケトン体モードは、新生児などの赤ちゃんがそうです。お母さんのミルクを唯一の栄養源としている赤ちゃんは、まだ糖質をエネルギー源とする回路ができていないので、ケトン体をエネルギーとして利用しています。
また、農耕が始まる前の狩猟時代には、米も小麦もなく、狩った獣の肉と、落ちている木の実などを食べていました。この時代の人々も、ケトン体で生きていたのです(パレオダイエットもケトジェニックダイエットと仕組みが類似しています)。
なので、糖質を制限したからと言って、人間の健康には問題ありません。
かえって、今日人間の健康被害は、糖質のとりすぎによって起こっているのです。
ボディビルディングで昔から使われていた方法
ボディビルディングとは、食事と運動と休養によって、体を作り変える競技です。
ボディビルダーは体を変える理論を実践して理想の形に近づけており、ダイエットにも大変有効です。
ボディビルダーにとって痩せるも太るも難しいことではなく、普通の人が困っているダイエットもしっかり成果を出しながら競技の一部として余裕で行っています。
ボティビルダーはシーズンオフ中に付きすぎた脂肪をケトジェニックダイエットによって落としています。
また、大会前の極限に体脂肪率が低く、血管が浮き上がるような状態に体を持っていくすべも知っています。
ですので、私は74キロの肥満になった状態から、現在の58キロの状態まで、ボディビルのダイエット方法を取り入れており、またもっと脂肪を落とすため(特に腹部…40代女性にとって悩みのタネ)さらなるボディビルのダイエットテクニックを実践中です。